スルフォラファンの乳ガン予防効果を効果的に得るには! 生まれる前に摂っておけば良かったですね...

(2018年5月) ブロッコリーなどのアブラナ科野菜の成分であるスルフォラファンにはガン予防の効果が期待されていますが、"Cancer Prevention Research" 誌に掲載されたアラバマ大学バーミンガム校などの研究によると、スルフォラファンの乳ガン予防効果を得るには、生まれる前から思春期前までにスルフォラファンを摂っておくのが効果的かもしれません。
Yuanyuan Li et al. "Temporal efficacy of a sulforaphane-based broccoli sprout diet in prevention of breast cancer through modulation of epigenetic mechanisms"

研究の方法

乳ガンを発症するように遺伝子を改造されたマウスを用いた実験を行いました。

チンゲンサイもアブラナ科野菜

結果

妊娠前~妊娠中にスルフォラファンを摂取させておいた場合に、生まれる仔マウスが乳ガンになるリスクが最低となりました。

生まれた仔マウスが思春期に達する前にスルフォラファンを摂らせた場合にも乳ガンのリスクが低下していましたが、生まれる前に母親がスルフォラファンを摂っていた仔マウスほどではありませんでした。

仔マウスが大人になってからスルフォラファンを摂らせても乳ガンのリスクは下がりませんでした。

解説

妊娠前~妊娠中の母マウスがスルフォラファンを摂ることで仔マウスの乳ガン・リスクが低下するのは、スルフォラファンが発育中の胚(胎児以前の段階)の遺伝子発現に影響するためだと考えられます。