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妊娠中の食事と早産リスクの関係

(2014年3月) "British Medical Journal" に掲載された北欧の研究によると、妊娠中に野菜・果物・魚・全粒穀物を食べ、飲み物として水を飲むことによって、早産のリスクを低減できると思われます。

早産について

早産は、生まれた子供の健康に長期的および短期的な悪影響をもたらすほか、新生児が死亡する原因の75%ほどを占めています。 今回の研究では、妊娠22~37週目未満で子供が生まれたケースを早産とみなしました。 参考記事: 「早産」の定義が変更されました

研究の方法

この研究では、2002~2008年に早産で出産した女性 66,000人を対象に、妊娠4~5ヶ月目の食事習慣に関するアンケートを実施しました。 女性たちは皆(双子や三つ子ではなく)単産で出産した人たちで、糖尿病の人は含まれていませんでした。 5.3%にあたる 3,505人が早産でした。

研究グループは、女性たちの食事習慣の中に次の3つのパターンを見出しました:
  • 節制型の食事(野菜、果物、飲み物は水、玄米などの全粒穀物、鶏肉)
  • 西洋型の食事(塩分や糖分が多い軽食、精製穀物、デザート、ソーセージやハムなどの加工肉)
  • (北欧の)伝統型の食事(ジャガイモ、魚、グレービー〔和食で言えばダシ?〕、温野菜、低脂肪乳)

結果

節制型の食事をしていたグループでは、早産だけでなく、自然出産(?)や後期早産(3~6週間の早産)のリスクも、特に初産の女性で有意に減少していました。 (「自然出産や後期早産(spontaneous and late preterm delivery)」というのは「自然出産での後期早産」かも)

伝統型の食事をしていたグループでも早産のリスクが減少していましたが、西洋型の食事では減少していませんでした。

この結果は、母親の年齢や、早産経験の有無、教育水準などの要因を考慮した上でのものです。