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プロバイオティクスに血圧を下げる効果

(2014年7月) "Hypertension" 誌に掲載された Griffith University(オーストラリア)のメタ分析によると、ヨーグルトや乳酸菌サプリメントなどのプロバイオティクスを摂取する習慣が高血圧の軽減や予防に有効かもしれません。

メタ分析の方法

血圧とプロバイオティクスとの関係を調べた信頼性の高い研究9つの結果を分析しました。 研究データに含まれていたのは、血圧が至適または正常高値(130/85mm Hg)以上の成人男女543人でした。

結果
主な結果は次の通りです:
  • プロバイオティクスを摂取している人では摂取していない人に比べて平均で、収縮期(最高)血圧が 3.56mm Hg、拡張期(最低)血圧が 2.38mm Hg 下がっていた。
  • プロバイオティクスの拡張期血圧を低下させる効果は、高血圧(正常高値以上)の人で最大となっていた。
  • 収縮期血圧と拡張期血圧のいずれについても、プロバイオティクスの摂取期間が8週間以上でなければ降圧効果が見られなかった。
  • 血圧改善を期待する上で必要となるプロバイオティクスの細菌摂取量は、1日あたり 109~1012CFU(*) だと思われる。 109 CFU 未満の摂取量では血圧が下がっていなかった。
    (*) CFU とは colony-forming units〔コロニー形成単位〕のことで、製品中に含まれる細菌の量を示す単位として用いられる。
  • 一種類の細菌しか含まないプロバイオティクス製品よりも、複数の種類の細菌を含むものの方が降圧効果が優れていた。
コメント
研究者は次のように述べています:
「プロバイオティクスによる血圧降下作用は、プロバイオティクスがコレステロール・血糖値・インスリン抵抗性を改善したり、血圧と体液バランスを調節するホルモン系の調節に寄与するためだと思われます」
研究者によると、今回のメタ分析の対象となった研究群は規模・期間ともに物足りないものが多いため、高血圧治療にプロバイオティクスを自信を持って推奨するには、追加研究により今回の結果を確認する必要があります。