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乳酸菌に花粉症の目と鼻の症状を緩和する効果?

(2017年2月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたフロリダ大学の研究によると、乳酸菌に花粉症が引き起こす目と鼻の症状を軽減する効果を期待できるかもしれません。

研究の方法

花粉症が真っ盛りとなる時期に、平均年齢27才の花粉症である以外は健康な被験者173人を2つのグループに分けて、一方のグループには3種類の乳酸菌を混合したカプセル(*)を、そしてもう一方のグループにはプラシーボ(†)を8週間にわたり服用してもらいました。

そして、目と鼻の花粉症の症状に関するアンケートを週に1回行って、花粉症の症状の程度を調べました。 さらに、被験者の一部(37人と35人)には、試験開始時および開始から6週間後に血液検査を行って、花粉症に対する体の反応を客観的に調べました。

(*) 3種類の乳酸菌とは、ガセリ菌KS-13株、ビフィズス菌G9-1株、およびビフィズス菌の一種であるロンガム菌MM-2株。 毎日2カプセルを服用。 1カプセルに含有される乳酸菌の量は15億CFU。

(†) この試験には二重盲検法が採用されました。 どの被験者が本物の乳酸菌を飲んだのか研究者も知らなかったので、被験者に乳酸菌とプラシーボの区別が付くはずもなかったということです。
結果

プラシーボを服用したグループよりも乳酸菌を服用したグループのほうが、服用後に花粉症の症状が大きく改善されていました。 服用前と服用後の花粉症の症状のスコアの改善幅がプラシーボのグループでは0.19点だったのに対して、乳酸菌のグループでは0.68点でした。

ところが、血液検査の結果には両グループ間で差が見られませんでした。 今回の結果に基づき研究チームは、次のように結論しています:
「乳酸菌が花粉症の目と鼻の症状を緩和するのに有益であるようだが、そのメカニズムは不明である」