「数時間ほど頭を休めてまた考えよう」というときには、眠るよりも起きて休むべし?

(2018年8月) 問題の解決には既存の知識を柔軟かつ創造的に組み合わせることが求められます。 そして、そのような問題の解決に悪戦苦闘しているときには、「数時間ほど頭を休めてから再び問題の解決に取り組む」というのが有効であると考えられています。

そして、"Sleep" 誌に掲載されたテュービンゲン大学(ドイツ)などの研究によると、そうして「数時間ほど頭を休める」ときには睡眠を取るよりも起きているほうが良いかもしれません。

研究の方法

62人の被験者に、問題解決の異なる側面が要求される次の3種類のテストを行いました:
  1. ナゾナゾ(「朝は4本足、昼は2本足、夜は2本足の生き物は?」とかでしょう)
  2. 視覚的な変化の察知(間違い探し?)
  3. アナグラム(*)
(*) アナグラムとは1つの言葉に使われる文字すべてが使われている別の言葉。 例えば、 例えば... 例えば、そう、例えば「サクラ(桜)→ ラクサ(落差)」など。 そういうアナグラムをいくつか思いつきなさいという無理難題を課したのでしょう。
3種類のテストは2回行いました。 そのうちの1回では休むことなくテストに取り組み、もう一回ではテストに取り組んでいる最中に3時間の休息(眠った状態または目覚めた状態で)を挟みました。
たぶん、62人を2つのグループに分けて、一方のグループには「休まず」で1回および「睡眠休息」で1回それぞれテストを実施し、もう一方のグループには「休まず」で1回および「目覚めた状態で休息」で1回それぞれテストを実施したのでしょう。

結果

目覚めた状態で問題を3時間放置したときには、休むことなくテストに取り組んだときよりもナゾナゾの成績が向上していました。 視覚的な変化の察知とアナグラムに関しては、問題解決の途中で頭を休めてもテストの成績に差は出ませんでした。

問題解決の途中に3時間の睡眠を挟んだ場合には、どのテストにおいても成績が向上していませんでした。