加工肉の摂取量が多い人はテロメアが短い。 赤身肉なら大丈夫

(2016年8月) "Journal of Nutrition" に掲載されたワシントン大学などの研究で、加工肉(ベーコンや、ソーセージ、ハムなど)の摂取量が多い人はテロメアが短いけれど、赤身肉の摂取量が多くてもテロメアは短くないという結果になりました。

テロメアとは染色体の末端部分のことで、老化や健康の尺度として用いられます。 テロメアが長いほど健康で若々しいとみなされます。

研究の方法

米国のネイティブ・アメリカン 2,846人のテロメアの長さと過去1年間における肉類摂取量を調べ、年齢・性別・教育水準・喫煙習慣・飲酒量・運動習慣・肉類以外の食生活などの要因を考慮しつつ、肉類摂取量とテロメアの長さの関係を調べました。

結果
加工肉の摂取量が多いグループはテロメアが短くなっていました。 研究チームの計算によると、加工肉を食べる量が1日あたり1食分増えるごとに、テロメアの長さが0.021ユニット(*)短くなります。 赤身肉の摂取量とテロメアの長さの間には関係が見られませんでした。

(*) New Scientist という重いサイトによると、細胞分裂が1回行われるたびに1ユニットが失われるそうです。

また、ネットで調べると "telomere unit=TTAGGG" としている表現が見つかりますが、Wikipedia に、ヒトでは TTAGGG という配列が 2,500回ほど繰り返されているとあるので、ヒトのテロメアのユニット数は 2,500ほどなのでしょう。 (TTAGGG が繰り返される回数として、500~5千回や数千回という数字を挙げているサイトもあります)