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ソーセージやハム、ベーコンで心臓発作のリスクが増加?

(2017年9月) コスタ・リカで行われ "British Journal of Nutrition" に掲載された研究で、ソーセージやハム、ベーコンなどの摂取量が多い人は心臓発作のリスクが高いという結果になりました。

研究の方法

コスタ・リカに住んでいて心臓発作の病歴がある(心臓発作を生き延びた)男女2千人超と心臓発作の病歴がない2千人超を対象に食生活に関するアンケート調査を行いました。

結果

赤身肉の摂取量に応じてデータを5つのグループに分けた中で、摂取量が最大のグループは最少のグループに比べて、心臓発作のリスクが31%高くなっていました。

加工された赤身肉(ソーセージ、ハム、ベーコンなど)と未加工の赤身肉(スーパーなどで売られている生の豚肉や牛肉など)に分けて分析すると、加工された赤身肉でのみ心臓発作のリスクが増加していました(増加幅は29%)。

赤身肉全体や加工された赤身肉の摂取量が多いほど心臓発作のリスクが高いという傾向が見られました。

解説

これまでの研究でも、赤身肉や加工肉を頻繁に食べる人に心血管疾患(心臓病や脳卒中)が多いことが示されています。

赤身肉にはカルニチンという成分が含まれていますが、このカルニチンから腸内細菌が作り出すTMAO(トリメチルアミン-N-オキシド)と呼ばれる物質が心臓や血管の健康に悪影響を及ぼすと考えられています。

また、赤身肉にはヘム鉄が豊富に含まれていますが、ヘム鉄の過剰摂取により炎症が促進されて冠動脈疾患(心臓発作の原因となる)のリスクが高まるとも考えられています。

赤身肉や加工肉の摂取量が多い人では、心臓病だけでなく腎臓病や一部のガンのリスクも増加します。