座って過ごす時間が長いだけでガンのリスクが増加①

結直腸線種の再発リスク

(2013年10月)運動している人でも、座っている時間が長いだけで体に悪いことを示す研究はすでに多く存在しますが、"American Association for Cancer Research" の会合で発表された研究によると、座って過ごす時間が長い男性では「結直腸(大腸から盲腸を除いた部分)線種」という病気を再発するリスクが増加します。

線種とは、良性(非ガン性)の腫瘍(ポリープ)のうち上皮組織に生じるもののことで、悪性の腫瘍(ガン)の原因となるケースが大部分です。 女性では、このリスクの増加は見られませんでした。

研究の内容

この研究では、1,730人の男女のデータを調べました。 男女の合計で見ると何も見えてこなかったのですが、男性のデータだけに限定すると、一日に 11.38時間以上をデスクワークなどで座って過ごす男性では、座って過ごす時間が6.9時間以下の男性に比べて、結直腸線種を再発するリスクが45%増加していました。

また、座って過ごす時間が長くて運動量も少ない男性と、運動量が少ないが座って過ごす時間が短い男性との比較では、前者で結直腸線種の再発リスクが41%増加していました。

コメント
研究者は次のように述べています:
「座っている時間が長い男性において、結直腸線種の再発リスクの相当な増加が見られるので、国民の健康増進のためのガイドラインに『座っている時間を減らす』というのを追加するべきだと思います」