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プロペシア(育毛剤)で自殺のリスク

フィナステリド(商品名 "プロペシア")は、脱毛症以外にも、良性の前立腺肥大症の処方薬としても用いられますが、この薬が性機能障害の原因となることは知られています。 また、フィナステリドにより性機能障害になった男性のうち20%が、服用を止めた後も性機能が回復していません。

この男性向け育毛剤フィナステリドにより鬱になるリスクが増えることが、ジョージワシントン大学による研究で明らかになりました。

同大学が 2011年に行ったフィナステリドに関する研究の被験者であってフィナステリドにより三ヶ月以上にわたって性機能障害になった男性61名の大部分が、鬱症状も経験していたのです。 61名のうち、11%が軽度な鬱、28%が中程度の鬱、そして36%が深刻な鬱を経験しており(つまり、61名のうちの75%がなんらかの鬱を経験)、さらには61名のうち44%が自殺まで考えたということです。

比較対象として用いられたのは、男性型脱毛症ではあるがフィナステリドを使用したことの無い男性 29名のグループで、こちらのグループでは、鬱を経験したのは10%、自殺を考えたのはわずか3%でした。

61名のフィナステリド使用者グループは、脱毛以外の点では健康であり、フィナステリドを使用するまでは性機能障害も無く、これといった病気にも精神病にもかかったことがなく、長期間にわたる処方薬の服用もありませんでした。

プロペシアの製造元は、プロペシアの注意書きのリストに鬱症状はすでに含まれているとコメントしています。

プロペシアは病院で処方してもらう薬なので、市販の育毛剤にフィナステリドは含まれていません。