喫煙が前立腺ガンに悪影響

(2015年1月) "BJU International" オンライン版に掲載された Memorial Sloan Kettering Cancer Center(米国)の研究で、喫煙習慣のある前立腺ガン患者では、ガン治療の副作用のリスクや、ガンの再発リスク、前立腺ガンで死ぬリスクが増加するという結果になりました。

研究の方法

1998~2005年のうちに外部ビーム放射線療法を受けた前立腺ガン患者 2,358人を次の4つのグループに分けて調査しました:

  1. 非喫煙者のグループ
  2. 現在喫煙習慣があるグループ
  3. 過去に喫煙習慣があったグループ
  4. 現在の喫煙習慣が不明のグループ

結果

2,358人のうち喫煙歴があった(2~4の合計?)のは 2,156人でした。

中央値で8年近くの追跡期間において、2のグループは1のグループに比べて、ガンが再発するリスクが+40%、そしてガンが転移するリスクとガンが原因で死ぬリスクがいずれも+100%超(2倍超)増加していました。

さらに、2および3のグループでは(1のグループに比べて)、 尿路毒性(*)などの放射線治療による副作用が生じるリスクが増加していました。
(*) 尿路毒性(urinary toxicity)とは例えば、尿閉(貯留した尿を自力で排出できない状態)や、尿失禁、膀胱出血など。
過去の複数の研究でも、喫煙が前立腺ガンに良くないことが示されています。