血液型によって異なる前立腺ガンの再発リスク

(2014年4月) スェーデンで開催された "European Association of Urology" で発表された東京医科大学の研究によると、血液型がO型の男性では前立腺ガンの再発リスクが減少するかもしれません。

研究の概要

前立腺除去手術を受けた前立腺ガン患者555人を平均52ヶ月間にわたって追跡調査したところ、O型の男性では前立腺ガン再発のリスクがA型の男性より35%低いという結果になりました。

コメント
研究者は次のように述べています:
「A、B、O型という血液型の人口比率は人種や地域によって大きく異なるため、他の地域や人種についても今回と同じ結果になるかどうかを調べる必要があります」

過去の研究により、前立腺ガン・胃ガン・膵臓ガンの発症リスクが血液型によって異なることが示されていますが、前立腺ガンの再発リスクと血液型との関係を調べた研究は今回のものが初めてです。

"European Association of Urology" の事務局長を務める Per-Anders Abrahamsson 教授は今回の結果に関して次のようにコメントしています:

「前立腺ガンの発症率が地域によって大きく異なることから、(前立腺ガンの発症には)明らかに遺伝子的な要因が関与しています。

血液型によって前立腺ガンの発症リスクが異なることは既に示されていますが、今回の結果からして、治療の結果にも血液型が影響するようですね」