前立腺ガンに対して陽子線治療はメリットなし

(2012年12月) "Journal of the National Cancer Institute" に掲載されたイェール大学の研究で、前立腺ガンでは陽子線治療が通常の放射線治療と比べて、失禁などの副作用に関してあまりメリットが無いという結果になりました。

陽子線治療は、前立腺摘出や強度変調放射線療法(IMRT)など従来の副作用を伴う治療法に代わるものとして期待されていましたが、今回の研究では残念な結果になりました。

この研究では、2008年~2009年のあいだにIMRTまたは陽子線治療を受けた患者3万人を追跡調査しました。 その結果、半年後の時点では陽子線治療のほうが副作用の率が僅かに低かったのですが、1年後の時点では副作用の率に違いは見られなくなっていました。

ただし、研究者によると、治療から10~15年後の時点でIMRTと陽子線治療で、どのような差が出るかは未だ不明だということです。

米国では、IMRTの費用が 1,9000ドル未満であるのに対して、陽子線治療の費用は 3,2000ドルです。