歯磨き以外に、歯の健康のために出来ること

歯磨きとデンタル・フロスを毎日怠らずにいても、歯周病や虫歯を予防するうえでは十分ではありません。 他にも歯を守るために次のようなことができます。

食事関係で出来ること
炭酸飲料と糖分を極力避ける

炭酸飲料は強い酸性なので歯に良くありません。 同じ量でも時間をかけて少しずつ飲むほうが歯への負担は大きくなります。 炭酸飲料に含まれる酸により、歯茎のラインが下がったりエナメル質が失われたりする恐れがあります。参考記事: 酸性の飲食物を口にした直後に歯を磨いてはならない

糖分の場合も同じで、長時間にわたって糖が口内に存在するほど歯へのダメージは増加します。 口内に存在する糖が口内細菌によって分解されたときに酸が生じ、この酸が歯のエナメル質を侵食するのです。 甘い食べ物の中でも特に、歯に粘着するゼリー・お餅・団子などの食品が歯に良くありません。 このような食べ物は歯を包み込むために、糖が歯に接触する時間が長くなるのです。 同様の理由で、レーズン(干しブドウ)など歯にくっつく食べ物も良くありません。

氷を噛み砕かない

ヒトの歯は食べ物を噛み抜くように出来ています。 食べ物でないモノにぶつかるようには出来てはいません。

野菜や果実を食べる

リンゴ・人参・キュウリなどのように噛みごたえのある野菜や果物は、自然の歯磨きになるうえに食べているうちに唾液が分泌されます。 唾液には、口内のバイキンを減らし口臭を改善する効果があります。

緑茶を飲む

2009年に発表された研究によると、緑茶には歯周病の発症を抑える効果があります。 喫煙者であれば、緑茶を飲む習慣により口腔ガンのリスクも下がります。

牛乳を飲む

朝食時に牛乳をコップ一杯飲むことで、虫歯菌が作り出す酸の量が50%減少し虫歯になり難くなります。 参考記事: 朝食時に牛乳を飲むと虫歯のリスクが減少

ビタミンDを摂る

ビタミンDの補給が虫歯予防に有効です。 ビタミンDはサプリメントを飲む以外に、日光に当たったり、ビタミンDを豊富に含む食品(サーモンやキノコ、卵など)を食べることで補給できます。 参考記事: ビタミンDが虫歯予防に効果胎児の歯のためにも妊娠中にはビタミンDの補給を

その他に出来ること
ブラッシングは優しく

歯磨きをするとき、歯ブラシを歯に強く押し当ててはいけません。 歯ブラシで強くこすりすぎると歯のエナメル質が破壊されたり歯茎がダメージを受けたりして、歯茎の後退(歯が根元まで露出してしまう)・知覚過敏・虫歯の原因になります。

歯ブラシで強くこすりすぎてしまうのは、歯ブラシを軽く押し当てるだけでは届かない部分にもブラシを届かせようとするからです。 歯ブラシで優しく磨いて届かない部分(歯と歯の間や、奥歯の向こうなど)は、歯ブラシではなくデンタル・フロスや、毛先が鉛筆状になっている部分磨き用の歯ブラシで磨くようにしましょう。

爪楊枝を使うときは慎重に

爪楊枝よりもデンタル・フロスを使うほうが良いのですが、外出先などで爪楊枝を使わざるを得ないときには歯茎を傷つけないように慎重に使いましょう。

爪を噛まない

毎日のように爪を噛んでいると、歯の位置が変化したり歯のエナメル質が損傷したりする可能性があります。

食事以外の目的に歯を使わない

例えば何かを開封したり栓を抜いたりするのに歯を使うと、歯を傷める可能性があります。

歯を噛み締めない、歯軋りを治す

歯軋りは無意識のうちにやってしまうものですが、歯に過度の圧力がかかるため歯に様々なサイズの亀裂が入る原因となります。

舌や唇などにピアスをしない

舌・唇・頬にピアスをしていると、ピアスを噛んでしまって、あるいはピアスを舌でいじくったりしていて歯茎・歯・虫歯治療の詰め物を傷める可能性があります。

タバコを吸わない
喫煙者は歯周病のリスクが2~3倍になります。 歯周病の治療も喫煙していると上手くいきません。