タンパク質で骨折予防

(2018年5月) 欧米の研究グループが "Osteoporosis International" 誌に発表したレビューによると、タンパク質を十分に摂るのが骨折の予防に役立ちます。
R. Rizzoli et al. "Benefits and safety of dietary protein for bone health—an expert consensus paper endorsed by the European Society for Clinical and Economical Aspects of Osteopororosis, Osteoarthritis, and Musculoskeletal Diseases and by the International Osteoporosis Foundation"
このレビューの内容には、 欧州の骨関係の学会(European Society for Clinical and Economical Aspects of Osteoporosis, Osteoarthritis, and Musculoskeletal Diseases)と国際骨粗鬆症財団(International Osteoporosis Foundation)が賛同しています。

レビューの要点

このレビューの要点は次のようなものです:
  1. タンパク質が豊富な食事は、股関節骨折のリスクを下げるのにそこそこ効果があると考えられる。 ただし、カルシウムの摂取量が十分であることが条件。
  2. 骨粗鬆症の高齢者では、タンパク質の摂取量が多い(体重1kgあたり0.8g/日以上)と骨密度が高く、骨が失われるペースが遅く、股関節骨折のリスクが低い。 ただし、カルシウムの摂取量が十分である場合に限る。
  3. 食生活のバランスが取れているのであれば、動物性タンパク質を摂ることで食生活の酸性度が上がっても骨の強度に悪影響は無いようである。