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DHAなどを普段から摂っていると、たまの高脂肪食になら耐えられる体になる

(2016年6月) "European Journal of Nutrition" に掲載されたジョージア大学の小規模な研究によると、普段から多価不飽和脂肪酸(PUFA)(*) を豊富に含む食事を心掛けておくことで、ときおり飽和脂肪酸を食べ過ぎることによる健康への悪影響を相殺できるかもしれません。
(*) オメガ3脂肪酸(DHAやEPAなど)やオメガ6脂肪酸など。
研究の方法
26人の被験者を2つのグループに分けて7日間にわたり、一方のグループ(16人)には魚・魚油のサプリメント・クルミ・亜麻仁油・グレープシードオイル・キャノーラ油などを積極的に食べる食事をしてPUFAを多く摂ってもらい、もう一方のグループ(10人)には米国人の標準的な食事(*)を食べてもらいました。
(*) 飽和脂肪酸を多く含む食品(主として冷凍食品)。

炭水化物・タンパク質・脂肪の量は両グループで同じとなるように調整され、2つのグループで違うのは食べる脂肪の種類だけでした。 総摂取カロリーに占めるPUFAの比率は、PUFAを多く摂るグループで21%、標準的な食事をするグループで10%というものでした。

7日間が終了したところで、両グループに飽和脂肪酸を大量に含む朝食と昼食を食べてもらって、食事から4時間後における脂質酸化量とエネルギー消費量を測定しました。

各食品に含まれるPUFAの種類
  • 脂肪分の多い魚や魚油のサプリメントには、DHAやEPAなどの長鎖オメガ3脂肪酸が含まれています。
  • クルミと亜麻仁油には、短鎖オメガ3脂肪酸であるαリノレン酸が含まれています。
  • グレープシードオイルはオメガ6脂肪酸を大量に含有するほか、オメガ9脂肪酸も少なからず含有しています。
  • キャノーラ油(菜種油)は、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸を1:2程度の割合で含有しています(ただし含有量が最も多いのは一価不飽和脂肪酸)。
結果

7日間が終わった時点で、PUFAを多く摂ったグループは米国人の標準的な食事をするグループに比べて、総コレステロール・LDL(悪玉)コレステロール・中性脂肪の値が下がり、脂質の燃焼量も増大していました。

コメント
研究者は次のように述べています:

「ふだんからPUFAを豊富に含む食事をしておくことで脂肪を燃焼しやすい体質になり、ときおり飽和脂肪を摂りすぎてしまったときの健康への悪影響が軽減されます」

「ただし、飽和脂肪をたくさん摂る日がたまでしかなくても、あまりにも大量に飽和脂肪を摂ってしまうとPUFAによる保護効果も効かなくなってしまいます。 例えば、普通の日に比べて 1,000キロカロリーほども余分にカロリーを多く摂ってしまうと、その全部を相殺することはできず体脂肪が増えることになります」
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