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多価不飽和脂肪酸で2型糖尿病のリスクが増加

(2016年9月) 欧州糖尿病研究学会で発表されたINSERM(フランス) の研究によると、オメガ6脂肪酸の一種であるアラキドン酸とオメガ3脂肪酸の一種であるドコサペンタエン酸(DPA)によって2型糖尿病になるリスクが増加します。

研究の方法

フランスに住む糖尿病ではない女性7万1千人を対象に、食生活に関するアンケート調査を実施したのち、平均14年間にわたって2型糖尿病の発症状況を追跡調査しました。

結果
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸の摂取量が最も多かったグループ(*)は摂取量が最も少なかったグループ(†)に比べて、糖尿病になるリスクが26%高くなっていました。

(*) 全部で3つのグループに分けた中で摂取量が最も多かったグループ。 摂取量は1.6g/日超。

(†) 摂取量は1.3g/日未満。

オメガ3脂肪酸による糖尿病リスクの増加は、肥満ではない(BMIが25未満)女性で顕著でした(肥満女性で19%の増加だったのに対して38%の増加)。 オメガ3脂肪酸の種類別では、DPAで糖尿病リスク増加が顕著で、非肥満女性では54%、肥満女性では45%のリスク増加でした。

短鎖オメガ3脂肪酸(植物性のオメガ3脂肪酸)であるαリノレン酸については、肥満女性でのみ摂取量が多い(*)場合に糖尿病のリスクが17%増加していました。
(*) 摂取量は、多いグループで1.14g/日以上、少ないグループで0.90g/日未満。
オメガ6脂肪酸
オメガ6脂肪酸では、アラキドン酸でのみ摂取量が多い(*)と糖尿病リスクが増加していました。 リスクの増加幅は、非肥満女性で50%、肥満女性で74%というものでした。
(*) 摂取量は、多いグループで0.25g/日以上、少ないグループで0.19g/日未満。