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ピロリ菌に好酸球性食道炎を予防する効果?

(2016年3月) "Alimentary Pharmacology & Therapeutics" 誌に掲載されたマクデブルク大学(ドイツ)の研究によると、ピロリ菌に感染している人は好酸球性食道炎(EoE)というアレルギー性疾患に罹りにくいかもしれません。
ピロリ菌
世界の人口の約半分がピロリ菌(Helicobacter pylori)に感染しています。 ピロリ菌は感染者の一部において胃ガンや胃潰瘍の原因となります。
研究の方法

EoE患者58人と、この患者たちと性別や年齢が釣り合うように選出された健常者116人のデータを調べました。

結果

ピロリ菌の感染しているとEoEのリスクが76%低いという結果でした。 健常者のグループの方がピロリ菌に感染している率が高かったのです。

健常者グループのピロリ菌感染率が37.9%だったのに対して、EoE患者のグループのピロリ菌感染率は5.2%(3人)に過ぎませんでした。 EoE患者のグループには、過去にピロリ菌に感染していてそれを根絶したという人が5人(8.6%)いました。

研究者は次のように述べています:
「今回の結果により、ピロリ菌感染者はアレルギー性疾患全般のリスクが低いという説が補強されました」