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胃潰瘍や胃ガンの原因であるピロリ菌が体重抑制に寄与?

(2014年6月) 胃潰瘍の原因となるピロリ菌(Helicobacter pylori)ですが、"Alimentary Pharmacology & Therapeutics" 誌に掲載されたレビューによると、そのピロリ菌を胃から排除すると体重が増えてしまう可能性があります。

レビューの概要

欧州・日本・米国・オーストラリアの49の研究のデータを分析したところ、ピロリ菌を治療した患者では、治療せずに放置している患者に比べて体重が有意に増加していました。

コメント
研究者は次のように述べています:
「ピロリ菌の保有率と肥満率とが有意に逆相関(反比例)の関係にありました。 ピロリ菌の保有率は過去数十年間で徐々に下がっていますが、これが先進諸国における肥満率増加の一因となっている可能性もあります」
人類の約半分がピロリ菌に感染していると推算されていますが、ピロリ菌への感染によって症状が出るのは20%程度に過ぎません。