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禁煙補助薬によって禁煙成功率がアップ②

(2014年1月)"Journal of the American Medical Association" に掲載された Mayo Clinic の研究によると、バレニクリン単独よりもバレニクリンとブプロピオンを併用するほうが禁煙成功率が上がります。

研究者によると、特にヘビースモーカーの禁煙にはバレニクリンとブプロピオンの併用が効果的です。 併用がバレニクリン単独よりも有効であるのは、バレニクリンとブプロピオンが作用する脳の領域が異なるためだと考えられます。

研究の方法

喫煙者315人を2つのグループに分けて、①バレニクリン&ブプロピオンまたは②バレニクリン&プラシーボのいずれかを12週間にわたって服用しつつ禁煙してもらいました。

結果

12週間後の禁煙成功率が、①のグループでは53%だったのに対して、②のグループでは43%でした。 そして、約半年後(禁煙補助薬の使用はすでにストップしている)の時点での禁煙維持率は、①のグループで37%、②のグループで28%でした。 さらに1年後(52週後)における禁煙維持率は、①のグループで31%、②のグループで25%でした。 ただし、1年後における31% vs. 25% という数字は統計学的に有意とは言えません。

バレニクリンだけを服用した②のグループに比べて、バレニクリンとブプロピオンを併用した①のグループでは不安感や鬱症状(副作用)を訴える人が増えていました。

留意点

この研究では、喫煙者たちがカウンセリングを利用できるようになっていました。 禁煙においては禁煙カウンセリングも成功率に影響すると考えられます参考記事: 禁煙は専門医を利用すると成功率が3倍にアップ

アドバイス

1年後の時点での31%や25%という禁煙成功率は低いように思えるかもしれませんが、研究者によると、喫煙を再開してしまうというのはニコチン依存症では当たり前のことなので、薬の種類や組み合わせを変えて何度も禁煙にチャレンジすることが大切です。

米国の専門家によると、喫煙者が禁煙に成功するまでには平均で6回のチャレンジが必要となります:
「禁煙に成功するまで、繰り返し繰り返し、そして繰り返し禁煙に挑戦してください」