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若い女性では特に、赤身肉の食べ過ぎにより乳ガンのリスクが増加

(2014年6月) "*The BMJ*" に掲載された米国の研究によると、20~30代の女性はタンパク源として赤身肉よりも豆類や鶏肉、ナッツ類、魚などを多く食べることで乳ガンになるリスクを減らせるかもしれません。

Maryam S Farvid, Eunyoung Cho, Wendy Y Chen, A Heather Eliassen, Walter C Willett. Dietary protein sources in early adulthood and breast cancer incidence: prospective cohort study. BMJ 2014;348:g3437
研究の方法

26~45才の女性 88,803人のデータを赤身肉の摂取頻度(1回/月未満~6回/日以上)に応じて9つのグループに分類したうえでデータを分析しました。 20年間の追跡期間中に乳ガンになったのは 2,830人でした。

研究の方法

赤身肉の摂取量が多いほど乳ガンのリスクが増加していました。 研究チームの推算によると、1日に摂取する赤身肉が1食分増えるごとに乳ガンになるリスクが13%(閉経前で12%、閉経後では8%)増加します。

その一方で、1日のうちの一食分において赤身肉の代わりに豆類、ナッツ類、鶏肉、および魚を組み合わせて食べることによって、乳ガン全体および閉経前の乳ガンのリスクが14%低下すると推算されます。

また、閉経後の乳ガンに関しては、1日のうちの一食分において赤身肉の代わりに鶏肉を食べるだけでもリスクを24%減らせるという計算になりました。 閉経前の乳ガンと閉経後の乳ガンの合計だと、この数字は17%でした。

これらの結果は、年齢・BMI ・人種・家族歴・乳房の良性腫瘍の病歴・喫煙習慣・ホルモン補充療法などの乳ガンのリスク要因を考慮したうえでのものです。

結論
研究チームは次のように結論付けています:
「20~30代の頃に赤身肉ばかりを食べていると乳ガンになるリスクが増加する一方で、赤身肉に代えて豆類・鶏肉・ナッツ類・魚を食べるようにすると乳ガンのリスクが低下する可能性がある」