赤身肉ばかり食べていると老化が早まる

(2016年4月) "Aging" 誌に掲載されたグラスゴー大学などの研究によると、赤身肉を食べる量が多い人は老化が早く進みます。 赤身肉に含まれるリン酸塩が原因だと思われます。

研究の方法

35~64才の男女604人を対象に食生活に関するアンケートと血液検査を実施して、赤身肉摂取量・血中リン酸塩濃度・テロメアの長さなどを調べました。

結果

赤身肉の摂取量が多く血中リン酸塩濃度が高い人では肉体の老化が早く進んでいました。 性別や富裕度別に分析したところ、血中リン酸塩濃度と老化の関係が明確だったのは貧乏な男性だけで、女性や裕福な男性では明確ではありませんでした。

貧乏な男性は特に、赤身肉を食べることが多く果物と野菜を食べることが少ないのだと考えられます。

解説
リン酸塩を含む食品

リン酸塩は肉類・魚・卵・乳製品・野菜などの生鮮食品に含まれているほか、炭酸飲料や加工食品にも使用されています。 腸におけるリン酸塩の吸収量調節は最低限でしかないため、リン酸塩を大量に含む食品を食べると直ちに血中リン酸塩濃度が上昇します。

リン酸塩の有害性
過剰なリン酸塩は次のような悪影響をもたらすと考えられています:
  • 早死にしやすくなる。
  • 腎臓病になりやすくなる。
  • 心臓病や脳卒中になりやすくなる。
  • 様々なガンになりやすくなる。
  • 血管の老化が早まる。
  • 動物実験において、哺乳類の老化が早まった。