閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

定期的な運動で認知症のリスクが減少

(2012年11月) "Stroke" 誌に掲載されたリスボン大学などの研究によると、高齢者が日常的に運動することで認知症のリスクを低減できる可能性があります。

今回の研究で対象となったのは血管性の認知症です。 血管性認知症は、主に脳卒中などがきっかけで脳の血流が減少するのが原因です。 血管性認知症の症状は、混乱・鬱・興奮・記憶力・注意力・判断力などの問題です。

研究の方法

この研究では、60~70代の男女600人以上を被験者としました。 被験者の2/3近くがエクササイズ、ウォーキング、エアロバイクなどで、30分の運動を週に三日以上行っていました。

3年間の研究期間の始めと終わりに被験者たちの脳をスキャンして認知機能の衰えの兆候となる変化を探し、被験者たちに抑鬱・QOL(生活の質)・日常生活を遂行する能力などについて尋ねました。

結果

3年後に認知症になっていたのは600人ほどのうち90人でした。 90人のうち54人が血管性認知症、そして34人がアルツハイマー病でした。 この90人に加えて、147人が認知症には至らないものの認知機能の障害を示していました。

データを分析した結果、運動によって、認知症になるリスクが40%、そして思考能力が衰退するリスクが60%下がっていました。 すでに認知症の症状が出ている人でも運動は有効でした。

推奨
研究チームによると、高血圧、脳卒中(運動には、脳卒中のリスクを減らす効果もあります)、糖尿病などの血管の問題を抱えている人は特に、中程度の強度の運動を30分間、週に3回行うことが強く推奨されます。 米国心臓協会でも、一週間につき中強度の運動なら150分、高強度の運動なら75分行うのが理想だとしています。
Copyright (c)2013-2017 最新健康ニュース All Rights Reserved.