運動をしている人でも座ってる時間はけっこう長い

運動をする人も座って過ごす時間が長い

これまでに複数の研究で、運動をしていても座っている時間が長いだけで体に悪いことが示されていますが、2012年10月に発表されたノースウェスタン大学の研究によると、日常的に運動をしている女性でも座っている時間は長いと考えられます。

研究の方法

40~75歳の健康な女性91人に、7日間(1日10時間以上)にわたって活動量計測器を装着してもらいました。 活動量計測器では、座っている時間・立っている時間・歩いている時間・運動強度が中~高の運動をしている時間を計測することができます。 被験者となった女性たちに、心臓病・脳卒中・ガン・糖尿病の病歴は無く、物理的な活動を制限するような身体障害もありませんでした。

結果

被験者たちは一週間当たりに平均146分の中・高強度の運動をしていましたが、起きている時間の63%を座って過ごしていました。 これに対して運動をしている時間というのは、1日のうちの2%ほどでしかありません。

座り続ける時間は意外と短い

どの程度の時間を座り続けるのかを調べた研究が "JAMA"(2013年12月)に掲載されています。

研究の方法

平均年齢71才の中高年の女性 7,247人に加速度計(一定時間の間に速度がどれだけ変化したかを計測する機械。 市販の歩数計に搭載されていることもある)を装着してもらって、7日間にわたって日常生活における身体活動の程度を調べました。

結果
主な結果は次の2点です:
  • 1日あたりに加速度計を装着していた(つまり起きていた)時間は14.8時間、そして座って過ごす時間はそのうちの65.5%にあたる9.7時間でした。 つまり、平均年齢71才の女性の場合、起きている時間の2/3ほどを座って過ごしていたというわけです。
  • 「座って過ごす」ケース全体のうち、大部分のケースでは座り続ける時間が30分未満であり、30分間以上座り続けるケースは4.8%に過ぎませんでした。
つまり、1日の大部分を座って過ごすけれども、けっこう頻繁に立ち上がっているというわけです。
また、年齢が高いほど、そしてBMI が高いほど、座って過ごす時間が長く、立ち上がる頻度が減る傾向にありました。