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10才~15才は肥満に要注意。 安静時に燃焼するカロリーの量が減少する

(2016年9月) 思春期は育ち盛りなので体が消費するカロリーの量が増えそうなものですが、"The International Journal of Obesity" に掲載されたエクセター大学の研究によると、思春期に達すると安静時エネルギー消費量(REE)(*)が急速に減ってしまいます。
(*) 安静時に体が消費するカロリー。 運動などをしなくても、体温の維持や臓器の活動などにより自動的に燃焼するカロリー。
研究の概要

英国に住む279人の子供のREEなどを5才から16才まで半年おきに調査したところ、5才から成長するにつれてREEは増加していきました。

ところが思春期を迎える10才ごろから男子も女子もREEが下がり始め、15才の時点ではREEが10才のときに比べて25%ほど(400~500キロカロリー)も少なくなっていました。 ただし16才が終わる頃には、カロリー消費量は再び増加しました。

関連研究

同じ研究者が昨年発表した研究では幼児期以外に思春期にも子供が太りやすいことが示されていました。 幼児期に子供が太るのは食生活や生活習慣によるものだと考えられましたが、思春期に子供が太る理由は不明でした。 今回の結果は思春期に子供が太りやすい理由の説明にあたると思われます。

解説
思春期にREEが減るのは、ヒトの進化の過程においてその方が好都合だったからかもしれません。