安静時心拍数が多い男性は精神障害のリスクが高い。 心拍数が少ない場合にも別のリスクが

(2016年10月) "JAMA Psychiatry" に掲載されたヘルシンキ大学などの研究によると、若い頃に安静時心拍数が高い男性は、のちに不安障害・統合失調症・強迫性障害になるリスクが高いかもしれません。

研究の方法

平均年齢18才のスイス人男性100万人超の心拍数と血圧を調べ、それから30年ほど後に精神障害の罹患状況を調べました。

心拍数や血圧に基づいてデータを5つのグループに分けて、精神障害のリスクを比較しました。 データの分析においては、太り具合・心肺能力・認知機能・社会経済的状態(収入・職業・学歴など)などを考慮しました。

結果

安静時心拍数が最も高いグループ(1分間あたり82回超)は安静時心拍数が最も低い(1分間あたり62回)グループに比べて、強迫性障害のリスクが69%、統合失調症のリスクが21%、そして不安障害のリスクが18%高くなっていました。 血圧についても同様の関係が見られました。

心拍数が低くても別のリスクが
安静時心拍数が低い場合には、薬物依存症と暴力的な犯罪行為のリスクが増加していました。 安静時心拍数が最も低いグループは最も高いグループに比べて、薬物依存症のリスクが20%、そして暴力的な犯罪行為のリスクが45%高くなっていました。 収縮期(最高)血圧についても同様の関係が見られました。