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レスベラトロールを摂りすぎたときの副作用はけっこう恐ろしいかも(レビュー)

(2018年9月) シャヒード・ベヘシュティー医科学大学(イラン)などの研究グループが、赤ワインなどに含有されるポリフェノールの一種であるレスベラトロールに期待される効果と懸念される有害性についてまとめたレビューを "Biomedicines" 誌に発表しています。

期待される効果

  1. レスベラトロールは細菌やカビなどの病原体に対抗する作用を有する。
  2. 多数の研究により、食品成分としてのレスベラトロールに強力な抗酸化能力のあることが示されている。
  3. レスベラトロールには抗腫瘍活性もあり、複数のタイプのガンの予防や治療に利用できるのではないかと期待されている。 レスベラトロールが腫瘍の発生・促進・進行において抗ガン作用を示すことが生体内や生体外の多数の研究で確認されている。
  4. レスベラトロールは、抗炎症・心臓保護・血管弛緩・神経保護などの効果も報告されている。

懸念される有害性

  1. レスベラトロールには上述のような効果が期待されているものの、レスベラトロールの医薬品への利用は進んでいない。 その原因は、可溶性と生体利用能の低さ、そして有害な副作用にある。

  2. ヒト試験では、レスベラトロールの(サプリメントの)服用量が2.5g/日以上であると吐き気・嘔吐・下痢・肝機能障害などの副作用が生じるという報告がある一方で、5g/日までの服用量であれば安全であるという報告があったりもする。

    したがって、今後の研究で適切な服用量を調べる必要がある。 健康な人では問題のない服用量であっても持病を抱えている人だと副作用が生じる恐れもある。
  3. 動物実験では、ウサギに体重1kgあたり1mgのレスベラトロールを投与すると、投与しない場合よりも動脈硬化の病変部が広がる(動脈硬化が促進される)という結果になった研究や、レスベラトロール体重1kgあたり3gをネズミに28日間にわたり経口投与して腎毒性が生じるという結果になった研究が存在する。
  4. 1才のマウスにレスベラトロールを適量投与すると寿命が延びたが体重1kgあたり1.8g(*)という大量を投与すると3~4ヶ月のうちに死んでしまったという研究もある。

(*) この数字に関して今回のレビューに引用されている研究論文を見ると「1800 mg/kg」という数字はなく「18,000 mg/kg」という数字があります。

この「18,000 mg/kg」という数字はその引用されている研究論文で生じた数字ではなくさらに別の研究からの引用で、その「さらに別の研究」を見ると、「18,000 mg/kg」という数字はなく「300, 1000, 3000mg/kg bwt/day」といった数字があります。

この「さらに別の研究」は、今回のレビューの他の記述の部分で直接的にも引用されています。