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レスベラトロールに骨粗鬆症を予防する効果?

(2014年10月) "Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism" に掲載された Aarhus University Hospital(デンマーク)の研究で、ブドウや赤ワインなどに豊富に含まれるレスベラトロールというポリフェノールを服用することで、メタボリック・シンドロームの男性の骨密度を増加するという結果になりました。 メタボリック・シンドロームになると、低度の炎症が慢性的に生じるために骨量が減少することがあります。

この結果により、レスベラトロールを骨粗鬆症の治療に利用できる可能性が示唆されます。 過去の研究では、げっ歯類を用いた実験により、レスベラトロールに骨量減少を防ぐ効果が示されています。

今回の研究では、メタボリック・シンドロームを抱えている中年男性66人を対象にプラシーボを用いた二重盲検試験を行って、レスベラトロールが骨密度と、骨形成および骨吸収に与える影響を調べました。

66人を3つのグループに分けて、①レスベラトロール500mg、②レスベラトロール75mg、③プラシーボをそれぞれ1日2回(つまり①のグループだと 1,000mg/日)、16週間にわたって服用してもらいました。

その結果、①のグループは③のグループに比べて、腰椎(脊椎の腰の部分)の体積骨密度が2.6%、そして骨形成のマーカーである骨型アルカリフォスファターゼ(BAP)の血中量が16%増加していました。

研究者は次のように述べています:
「レスベラトロールを高用量でわずか4ヶ月間服用することで、脊椎の骨密度が有意に改善され、骨形成マーカーの血中量が増加していました。 これは有望な結果です。 今後は、骨粗鬆症のリスクがある人たちを対象に、レスベラトロールの骨の健康への効果を長期間にわたって調べる調査を行う必要があります」