レスベラトロールに肥満高齢者の記憶力を改善する効果?

(2014年6月) "Journal of Neuroscience" に掲載されたドイツの研究によると、レスベラトロールに記憶力を改善する効果があるかもしれません。

この研究では、(高齢の)肥満者46人を2つのグループに分けて、一方にはレスベラトロールのサプリメント200mg/1日を、そしてもう一方にはプラシーボをそれぞれ半年間にわたって服用してもらいました。

血液検査と、記憶力テスト(*)、そして fMRI による脳スキャンを行った結果、レスベラトロールを服用したグループではプラシーボのグループに比べて、①短期記憶力が向上している、②海馬(脳の領域のうち記憶に関与する部分)の細胞間の接続が増加している、そして③血糖値が下がっていることが明らかになりました。
(*) 単語のリストを暗記してから30分後に覚えている単語をテストするというもの。
研究者は次のように述べています:

「臨床的な見地から言えば、高齢者がレスベラトロールを高用量で常用することによって、認知機能を保護できる可能性があります」


レスベラトロールを服用したグループの方が血糖値が低かったことから、記憶力と脳の接続性に糖代謝が関与している可能性が考えられます。