2型糖尿病のコントロールだけでなく治すことも検討すべき(レビュー)

(2019年4月) 2型糖尿病はこれまで不治の慢性疾患だとされてきましたが、インディアナ大学などの研究グループが "Nutrients" 誌に発表したレビューにおいて、2型糖尿病を治すという選択肢も検討すべきであると主張しています。

レビューの方法

糖尿病の改善や寛解(*)に関する情報が含まれる99の論文に目を通しました。
(*) 大体の基準は、血糖値をコントロールする薬を使うことなく長期間にわたり HbA1c値が6.5%未満に維持されるというもの。

結果

  1. 2型糖尿病の改善(reversal)が肥満外科手術・低カロリー食・糖質制限により達成可能であるとするエビデンスが存在する。
  2. 糖尿病に関する国際的なコンセンサス・グループが 2016年より、2型糖尿病の治療法(treatment)として肥満外科手術を推奨している。
  3. 米国糖尿病学会(ADA)も欧州糖尿病学会(EASD)も現在では低カロリー食を推奨している。
  4. ところが、こうした団体のガイドラインでは2型糖尿病の治療(treatment)のみを扱い、改善は扱っていない。
  5. したがって、2型糖尿病患者の治療選択肢として糖尿病の改善も検討すべきであることを医療機関に周知すべきである。