太り過ぎあるいは痩せ過ぎだとリウマチの寛解が長続きしない

(2014年11月) 米国リウマチ学会で発表された Hospital for Special Surgery(米国)の研究で、BMI が適切でない人では関節リウマチの寛解が持続しにくいという結果になりました。

研究の方法
この研究でリウマチと診断されてから1年以内の患者944人をBMIに応じて6つのグループに分けて、"28-Joint Disease Activity Score for RA(DAS28)" というリウマチ症状のチェックリストに基づいてその後3年間の病状を調べました。
結果
BMIが高過ぎる(25以上)グループと低過ぎる(18.5未満)グループで、寛解(*)が持続する率が最少となっていました。
(*) この研究では「寛解」を、「3~6ヶ月間を空けて受けた2回の診察の療法において病気の活性が低いこと」と定義しました。
主な結果は次の通りです:
  • 944人のうち痩せ過ぎの人は全体の2%でしかなく、肥満の人が65%を占めていた。
  • 肥満者は高齢または女性である傾向にあり、(関節の)機能も悪い傾向にあった。
  • 喫煙者は BMI が普通または低い人に多く見られた。
  • 太り過ぎや痩せ過ぎの人は普通体重の人に比べて寛解持続率が随分と少なくなっていた。
  • 重度の肥満者では寛解持続率がさらに少なくなっていた。
  • BMIが高過ぎても低過ぎても炎症が多くなっていた。
  • BMIが最高のグループでは、炎症と痛みが増加していた。
  • BMI以外の要因では、メトトレキサートを早期から使用している人、非喫煙者、半年以内に治療の効果が現れた人で寛解持続率が高くなっていた。