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ゴハンと皮膚ガンの関係

(2017年9月) "Environmental Health Perspectives" 誌に掲載されたダートマス大学の研究によると、コメ(お米)を食べると皮膚ガンのリスクが増加する恐れがあるかもしれません。

コメとヒ素と皮膚ガン

コメにはヒ素が含まれていますが、このヒ素が皮膚ガンを引き起こす恐れがあります。 コメは他の穀物に比べてヒ素や水銀を蓄積しやすいため、もともとコメを食べる習慣がなかった米国では肥料・土壌・水源に由来するヒ素や水銀による汚染が懸念されています。

研究の方法

皮膚の扁平上皮ガン(SCC)の患者487人と健常者462人を対象に、以下を行いました:
  • アンケート調査でコメの摂取量を調べる。
  • 自宅の水道水に含まれるヒ素の量を調べる。
  • 尿中に含まれるヒ素の量を調べる。

データの分析においては年齢・性別・カロリー摂取量を考慮しました。

結果

コメを食べる習慣がある(摂取量は問わない)人はコメを食べる習慣がない人に比べてヒ素の尿中濃度が高く、SCCのリスクが1.5倍に増加していました。 この数字は、白米に限ると1.4倍、玄米(白米よりもヒ素の含有量が多い)に限ると1.7倍でした。

危険なのは玄米?

ただし、摂取量が多いほどにSCCリスクが高いという関係が見られたのは玄米だけで、白米は摂取量が21~50g/日の場合にリスクが最も高く、摂取量が50g/日を超えるとリスクの増加の統計学的な有意性が失われていました。

玄米では、1日の摂取量が50gを超える場合には玄米を食べない場合に比べてSCCのリスクが2倍超でした。

水道水との関係

コメを食べる習慣と尿中ヒ素濃度やSCCリスクとの関係は、自宅の水道水中に含まれるヒ素の濃度が低い(1μg/L未満)場合に顕著でした。