ローズヒップが関節炎に効く

ローズヒップ(学名:Rosa L Canina、和名:イヌバラ)というバラの一種を粉末状にしたものに強力な抗炎症作用があり、この作用が関節炎の緩和に有効であることを示す研究が新たに2つ発表されています。

英国の研究
英国の大学で行われた臨床試験において、ローズヒップが膝の可動性の改善に有効であること、さらに、ローズヒップが膝軟骨の損傷防止にも有効である可能性があることが示されました。

この研究によると、ローズヒップの粉末を服用することで、膝関節の痛みと抵抗が減少します。 ローズヒップ粉末の服用をした男性の2/3以上において、受動的な関節屈曲(膝の筋肉で膝を曲げるのでなく、手を使ったり、体重をかけたりして膝を曲げるということでしょうか)に改善が見られ、同じく90%以上において、膝の伸展が改善されました。

オランダの研究
デンマークの病院で行われた研究によると、関節炎の患者がローズヒップの種を大量(毎日1.2g)に服用することで、炎症が緩和されました。

この研究では、人でも動物でも、ローズヒップの種の服用量が多い患者ほど、炎症緩和の度合いが大きいという結果になりました。 この結果から、ローズヒップの種に、炎症を和らげて膝にかかるストレスを減少させる作用のあることが示唆されます。

研究者は次のように述べています:
「今回の研究は、以前に行われた研究の結果を裏付けるものです。 以前の研究では、ローズヒップの種に含まれる GOPOR というガラクト脂質に、独特の抗炎症作用のあることが示唆されていました。」
これまでに、4つの臨床試験を含む30以上の研究によって、ローズヒップに抗炎症作用のあることが示されています。