ローズマリーの香りで高齢者の記憶力が向上する

(2016年4月) "2016 BPS Annual Conference" で発表予定であるノーザンブリア大学(英国)の研究によると、ローズマリーの香りが高齢者の記憶力の改善に有効かもしれません。

研究の方法
65才超の被験者150人を次の3つのグループに分けました:
  • ローズマリーの香りのする部屋で過ごすグループ
  • ラベンダーの香りのする部屋で過ごすグループ
  • 何の香りもしない部屋で過ごすグループ
ハーブの香りはエッセンシャル・オイルを用いて漂わせました。 被験者が入室する5分前にアロマ・ディフューザー(エッセンシャル・オイルの匂いを拡散させる器具)のスイッチを入れておきました。 エッセンシャル・オイルの使用量は4滴でした。
そして各グループそれぞれの部屋で、展望記憶力(*)を調べるためのテストと気分を調べるためのアンケートを実施しました。
(*) これからやるべきことを覚えておく能力。 例えば、観たいテレビ番組を忘れずに観るとか、外出先で忘れずに郵便物を投函する、所定の時間に薬を飲むなど。
結果

ローズマリーの香りがする部屋で過ごしたグループは他の2つのグループに比べて、展望記憶力が15%が向上していました。 このグループでは注意力も向上していました。

ラベンダーには落ち着きをもたらす効果が

ラベンダーの香りがする部屋で過ごしたグループは、何の香りもしないグループに比べて落ち着いた気持ちになり充足感を感じました。

補足
この研究チームは以前に、健康な成人を被験者としてローズマリーと展望記憶力の関係について調べた研究を行っていて今回と同様の結果となっていますが、高齢者を対象に行われたこの種の研究は今回のものが初めてです。