ランニング習慣によって膝の関節炎になるリスクが増加したりはしない

(2014年11月) 米国リウマチ学会で発表予定のベイラー医科大学(米国)の研究によると、ランニングの習慣によって膝の関節炎(変形性膝関節炎)になるリスクが増加しないどころか低下すると思われます。

研究の方法

平均年齢64才の男女 2,600人に、12~18才、19~34才、35~49才、および50才以上という4つの時期に最もよくやっていた運動3種類を尋ねるという調査を行いました。 2,600人のうち29%の人が、4つの時期のいずれかにランニングをしていました。

結果

どの時期にランニングを盛んにやっていたかに関わらず、ランニングをしていた人はランニングをしたことの無い人に比べて膝の痛みを感じることが少ないという結果でした。 ランニングをしていた人はそうでない人に比べて、膝関節炎の症状やエビデンスも少ない傾向にありました。

結論

これらの結果から研究グループは、ランニングによって膝関節炎のリスクは増加せず、ことによれば膝関節炎のリスクを減らす効果さえある可能性があると結論付けています。

過去の研究に、ランニングによって膝関節炎のリスクが増加する可能性を示したものがありますが、これは男性の競技選手に限った研究であり、一般人には当てはまらない可能性があります。

コメント
研究者は次のように述べています:
「既に膝関節炎がある人の場合はどうかわかりませんが、そうでない限り、 『膝関節炎になるのが心配だ』という理由でランニング習慣を始めることを恐れる必要はありません。 年齢に関わらず」