サウナに心臓などが原因の死亡リスクを下げる効果?

(2015年2月) "JAMA Internal Medicine" オンライン版に掲載された東フィンランド大学の研究で、サウナを頻繁に利用する人は心血管イベント(心臓発作や脳卒中)による死亡リスクと総死亡リスク(死因を問わない死亡リスク)が低いという結果になりました。

過去の複数の研究で、サウナの利用によって心血管および循環系の機能が改善される可能性が示唆されています。

研究の方法

フィンランド東部に在住の42~60才の男性 2,315人のデータを用いて、サウナ利用と心臓突然死(SCD)・冠状動脈疾患(CHD)・心血管疾患(CVD)による死亡のリスクおよび総死亡リスクとの関係を調査しました。

結果

中央値で21年間近くの追跡期間において、190件の心臓突然死、281件の冠状動脈疾患による死亡、407件の心血管疾患による死亡、および929件の死因を問わない死亡が発生しました。

主な結果は次のようなものでした:
  • 心臓突然死のリスク
    サウナを週に1回利用していたグループに比べて、サウナを週に2~3回利用していたグループでは22%、4~7回利用していたグループでは63%それぞれ低下していた。
  • 冠状動脈疾患による死亡のリスク
    サウナを週に1回利用していたグループに比べて、サウナを週に2~3回利用していたグループでは23%、4~7回利用していたグループでは48%それぞれ低下していた。
  • 心血管疾患による死亡のリスク
    サウナを週に1回利用していたグループに比べて、サウナを週に2~3回利用していたグループでは27%、4~7回利用していたグループでは50%それぞれ低下していた。
  • 死因を問わない死亡のリスク
    サウナを週に1回利用していたグループに比べて、サウナを週に2~3回利用していたグループでは24%、4~7回利用していたグループでは40%それぞれ低下していた。
    「週に1回」というのは、「週に1回未満」の間違いではなく本当に「週に1回」ということのようです。
  • サウナの利用時間
    サウナを11分間しか利用しないグループに比べて、11~19分間を利用するグループでは7%、19分間超を利用するグループでは52%、心臓突然死のリスクがそれぞれ低下していた。 冠状動脈疾患による死亡や心血管疾患による死亡のリスクも同程度の数字だった。(総死亡リスクはそうではなかった)