サウナ習慣がある中高年者は脳卒中になるリスクが低い

(2018年5月) "Neurology" 誌に掲載された東フィンランド大学やブリストル大学などの研究で、サウナを利用する習慣がある中高年者は脳卒中になるリスクが低いという結果になっています。
Setor K. Kunutsor et al. "Sauna bathing reduces the risk of stroke in Finnish men and women"

研究の方法

フィンランド在住で脳卒中の病歴がない53~74才(平均62.7才)の男女 1,628人を対象に、アンケート調査でサウナの利用頻度を調べたのち15年間前後にわたり脳卒中の発生状況を追跡調査しました。

そして1週間あたりのサウナ利用回数(1回(*)、2~3回、4~7回)に応じてデータを3つのグループに分けて、グループ間で脳卒中になるリスクを比較しました。
(*) 「1回未満」ではなく「1回」。

結果

追跡期間中に155人が脳卒中になりました。

脳卒中のリスクに影響する様々な要因を考慮した分析において、サウナを利用する頻度が1回/週のグループに比べて4~7回/週のグループは、脳卒中になるリスクが62%低下していました。 リスクの低下幅に年齢や性別による差は見られませんでした。

脳卒中の種類別に見ると、虚血性脳卒中(大部分の脳卒中は虚血性)に比べて出血性脳卒中のほうがリスク低下幅が小さかったのですが、これは研究チームによると、出血性脳卒中の発生件数が少なかった(34件)ためかもしれません。