セカンド・オピニオンを利用した患者の大部分はセカンド・オピニオンに満足

(2017年12月) イスラエルの研究チームがセカンド・オピニオンを求める理由やセカンド・オピニオンに対する患者の評価などを調査した結果が "Israel Journal of Health Policy Research" に掲載されています。

研究の方法

18才以上のイスラエル人男女848人を対象に、セカンド・オピニオンに関する電話調査を行いました。 848人のうち344人にセカンド・オピニオンを求めた経験がありました。

この研究ではセカンド・オピニオンを次のように定義しました:

特定の医療上の問題に関して、一人の医師に相談した後に、その医師と専門分野を同じくする別の医師に、同じ問題に関して臨床上の意見を求めること。

結果

セカンド・オピニオンを求める患者の傾向

セカンド・オピニオンを求めたことがある人には次のような傾向が見られました:
  • 60才以上である。
  • 既婚である。
  • 収入が(主観的に)平均以上である。
  • 健康状態がさほど悪くない

セカンド・オピニオンを求める理由

セカンド・オピニオンを求めることが多い分野は整形外科でした。 セカンド・オピニオンを求める主な理由は次のようなものでした:
  • 診断や治療に関する疑念(38%)
  • 自分が抱える健康問題を扱う専門分野の中でも特に自分の問題に該当する下位分野を得意とする医師に出会うため(19%)
  • 1人目の医師とのコミュニケーションに不満足だったから(19%)

セカンド・オピニオンを得る手段

友人や親戚に紹介された医師にセカンド・オピニオンを求めるというケースが最多(33%)でした。 半数ほどの人は、セカンド・オピニオンを探すにあたりインターネットも活用していました。

セカンド・オピニオンに対する評価

セカンド・オピニオンを利用した人の大部分は、次のようにセカンド・オピニオンを肯定的に評価しました:
  • セカンド・オピニオンの医師のほうが良いと感じた(91%)
  • セカンド・オピニオンに満足した(84%)
  • 健康状態が改善したように思う(77%)
  • 1人目の医師とセカンド・オピニオンの医師とで診断や治療内容に違いがあった(56%)