セレンとビタミンE に白内障予防の効果は無さそう

(2014年9月) "JAMA Ophthalmology" に掲載された米国の研究によると、加齢性白内障の予防にセレンおよび/またはビタミンE のサプリメントは効果が無いと思われます。 この研究は男性のみを対象に行われました。
セレン
セレンは原子番号34の元素で硫黄に近い性質を持っています。 微量では人体にとって必須元素であり抗酸化作用をもたらしますが、必要量の倍程度から毒性を発揮するようになります。
この研究では、セレンのみ、ビタミンEのみ、セレンとビタミンE、またはプラシーボを服用した 11,267人の男性(黒人は50才以上、他の人種は55才以上)に白内障と診断されたり、白内障の手術を受けたりしたかどうかを尋ねました。

5.6年間の追跡期間中に発生した白内障の件数は389件でした。 セレニウム服用/非服用では、服用したグループで185件、服用しなかったグループで204件。 一方、ビタミンE 服用/非服用では、服用したグループで197件、服用しなかったグループで192件でした。 白内障の手術に関しても同程度の数字でした。

この結果から研究チームは、白内障の予防においてビタミンE のみ、セレンのみ、ビタミンE とセレンの併用のいずれに関しても長期服用による大きな効果はあまり期待できそうにないが、僅かな効果がある可能性は残されていると結論付けています。