自分の歩くペースが速いと思っている中高年者は死亡リスクが低い

(2018年6月) "British Journal of Sports Medicine" に掲載されたシドニー大学などの研究で、自分の歩くペースが速いと思っている中高年者は死亡リスクが低いという結果になりました。

研究の方法

英国に住む30才以上の男女5万人を対象とする調査において、自分が歩く速度をどう思うかなどを尋ねたのち平均9.2年間にわたり死亡状況を追跡調査しました。

追跡開始から最初の2年間のうちに死亡した人はデータから除外しました。


ロンドンの道路を渡るガチョウのグループ
歩くペースが遅いと死亡リスク増加の恐れ

結果

「自分は歩くペースが遅い」と回答したグループに比べて、「歩くペースが速い」と回答したグループは追跡期間中に死亡するリスクが24%低下していました。 「歩くペースが平均的だ」と回答したグループでは、この数字は20%でした。

心臓病/脳卒中で死亡するリスクに限っても同じような結果(21%と24%)でした。 ガンで死亡するリスクと歩行ペースとの間には関係が見られませんでした。

『歩くペースが速い/普通であると死亡リスクが低い』という関係は次に該当する場合に明確でした:
  • 50才超である。
  • 身体活動量が不足している(中程度の激しさの身体活動を150分/週という推奨身体活動量に達していない)。
  • 激しい身体活動をしていない。