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葉酸塩(ビタミンB9)の血中濃度が高い人はインスリン抵抗性が低い

(2017年8月) "Scientific Reports" 誌に掲載されたマサチューセッツ大学などの研究で、葉酸塩(ビタミンB9)の血中濃度が高い人はインスリン抵抗性が低いという結果になっています。

研究の方法

糖尿病ではない20才以上の米国人男女 1,530人(*)の横断データ(一定期間ではなく一時点での調査)を用いて、葉酸塩血中濃度とインスリン抵抗性との関係を調べました。
(*) 太り具合は様々で、普通体重と過体重(軽度の肥満)と肥満が30%超ずつ。

結果

葉酸塩の血中濃度が25%高いと、HOMA-IR値が3.06%およびインスリン値が2.77%低く、G/I比(*)2.55%高いという関係が見られました。
(*) 「血糖値(mg/dl)÷インスリン値(μU/mL)」で計算する。 「μU」は「マイクロ・ユニット」。

解説

近年の研究により、インスリン抵抗性の発生にDNAメチル化などのエピジェネティックな変化(*)が重要な役割を果たしている可能性が示されていますが、葉酸塩はDNAメチル化に関与しています。

研究チームによると、葉酸塩の血中濃度を改善することでインスリン抵抗性を予防できる可能性があります。
(*) 遺伝子のスイッチのオン/オフ。 食生活や喫煙習慣などの生活習慣により遺伝子に後生学的な変化が生じることが知られています。