リノール酸の血中濃度が高い人は死亡リスクが低い

(2018年3月) 心血管疾患(心臓病や脳卒中)にリノール酸(リノレイン酸)が良いとされていますが、"American Journal of Clinical Nutrition" に発表された東フィンランド大学などによる研究で、リノール酸の血中濃度が高い人は死亡リスクが低いという結果になりました。

研究の方法

42~60才の男性 2,480人の血液を検査してリノール酸などの血中濃度を調べたのち、平均で22年間ほどにわたり生存状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に 1,143人が病死しました。 このうち心血管疾患で死亡したのは575人、ガンで死亡したのは317人でした。

リノール酸の血中濃度に応じて5つのグループに分けた中で血中濃度が最高のグループは最低のグループに比べて、死亡リスク(死因を問わない)が43%および心血管疾患で死亡するリスクが46%低下していました。 ガンに関しては死亡リスクとリノール酸血中濃度とのあいだに関係が見られませんでした。

リノール酸を多く含む食品

リノール酸の摂取量が多いとリノール酸の血中濃度が高くなります。 リノール酸はベニバナ油やヒマワリ油などの野菜油に大量に含まれています。 含有率は少し下がりますが、コーン油・大豆油・ゴマ油などもリノール酸を多く含有しています。