スマホで写真を撮って知人と共有するとポジティブな気持ちになる

(2016年9月) "Psychology of Well-Being" 誌に掲載されたカリフォルニア大学アーバイン校の研究によると、スマートフォン(以下「スマホ」)で撮った写真を友達や家族と共有する習慣があるとポジティブな気持ちが強まります。

研究の方法

41人の大学生(女性28人)を被験者として4週間にわたる試験を行いました。 4週間のうち1週間は普段通りに生活してもらい、残りの3週間にはスマホで撮った色々な写真を他人と共有してもらいました。

そして、最初の1週間とスマホの写真を共有した3週間とで気分を比較して、写真の共有が被験者の気分に及ぼす影響を調べました。 被験者には、スマホのアプリを用いて気分を毎日3回報告してもらったほか、1日の終わりに当日の気分に影響しうる出来事があったかどうかを尋ねました。

被験者は次の3つのグループに分けられました:
  1. 自分が笑顔になっているときのセルフィー(*)をスマホで撮影して共有するグループ
  2. 自分に幸福感を感じさせてくれたものをスマホで撮影して共有するグループ
  3. 「これを見たら、あの人(特定の人)は幸せな気分になるだろう」と思うものをスマホで撮影して、その特定の人に画像を送信するグループ
(*) 主にスマートホンなどで自分で自分の写真を撮ること(自撮り)。 あるいは、そうして撮った写真(自撮り写真)のこと。
結果
  • どのグループでも気分のポジティブさが向上していた。
  • 1のグループでは、一部の被験者が自分の笑顔の写真に自信が持てるようになった。
  • 2のグループは思慮深くなり、物事に感謝する気持ちが強まった。
  • 3のグループは、気持ちが落ち着いた。 また、友人や家族との人間関係がストレスの軽減に有益となった。