十全大補湯の免疫力増強効果は生薬の根に付く細菌に由来する。 製品による効果の差も

(2016年4月) "Experimental Biology 2016" で発表予定であるニューヨーク市立大学によると、十全大補湯という漢方薬の免疫力増強効果の少なくとも一部は、十全大補湯に使われる生薬の1つであるトウキの根に繁殖するラーネラ・アクアティリス(Rahnella aquatilis)という細菌が作り出すリポ多糖に由来します。 このリポ多糖のリピドAという成分に免疫を刺激する作用があるようなのです。出典: Key to Herbal Remedy’s Success May Be in the Bacteria

研究者は次のように述べています:
「この種の細菌は、この件に関しては毒性が無く安全に使用できると思われます」
製品により成分が異なる
十全大補湯のいろいろな製品を調査したところ、製品によってラーネラ菌やその生成物の濃度が異なっていました。 原料に使われるトウキの品種・生育環境・収穫方法・加工法の違いによってトウキの根に繁殖する細菌の種類や量が異なるためだと考えられます。