赤ワインと白ワインとで前立腺ガンのリスクへの影響が異なる

(2018年5月) "Clinical Epidemiology" に掲載されたメタ分析で、赤ワインと白ワインとで前立腺ガンのリスクへの影響が異なるという結果になっています。

研究の方法

適度(*)なワインの飲用習慣と前立腺ガンのリスクとの関係を調べた14の研究(2017年12月1日までに発表されたもの)のデータを分析しました。 14の研究の内訳はケース・コントロール研究が8つでコホート研究が6つというもので、データに含まれる人数は合計45万人超(大部分が白人)でした。
(*) 「適度」の定義は研究により異なる。 最も多い研究で1日当たり4杯まで。 米国の一般的な基準では、男性の場合で1日あたり2杯(アルコール重量にして28g)までが適量とされる。

結果

ワイン全体では適度な飲用習慣と前立腺ガンのリスクとの間に関係が見られませんでした。

赤ワインと白ワインに分けて分析すると、白ワインの飲用習慣がある場合には飲用量が適度であっても前立腺ガンのリスクが26%増加していました。 赤ワインでは逆に、飲用量が適度な場合に12%のリスク低下でした。

解説

赤ワインにはアントシアニンやレスベラトロールなどのポリフェノールが白ワインよりも遥かに大量に含まれています。 赤ワインの飲用習慣がある男性の前立腺ガンのリスクが低かったのも、そのためかもしれません。