インソールの使用などで糖尿病患者の潰瘍リスクを減少

スェーデンの大学で行われた研究において、糖尿病の患者に対して、インソール(中敷き、靴インサート)の使用や、足の治療、定期的な検診などの簡単な介入を行うことにより、潰瘍が原因で足を切断する破目になるリスクが50%以上も減少するという結果が出ました。

この研究は、足切断の原因となる潰瘍のリスクのある糖尿病患者114人を被験者として行われました。 被験者の平均年齢は58歳。糖尿病と診断されてからの経過年数は平均で12年でした。

これらの比肩者たちを3つのグループに分けて、それぞれのグループに異なるタイプのインソールを2年間にわたって使用してもらいました。

今回の被験者と同じような糖尿病患者の場合(年間に)3~8%の患者に潰瘍が出来るというデータがありますが、今回の被験者では(各グループの平均で)1年目に新たに潰瘍ができたのは0.9%でした。

研究者によると、良質なインソールを使用することで足にかかる圧力が、裸足の場合と比べて50%も軽減されます。 足底にかかる圧力がインソールによって分散されて、潰瘍のリスクが減少するのだそうです。 今回の研究で用いたインソールは、どのタイプのものも有効でした。

この研究ではさらに、糖尿病患者に対する足の治療が十分に行われていないことも明らかになりました。 83%の患者に皮膚肥厚が見られたのにも関わらず、医師が足の治療(podiatry。 医科のジャンルの1つで、足の専門医というのがいるようです)を勧めたケースは67%でしかありませんでした。

皮膚肥厚(厚く堅くなった踵など)は通常は無害ですが、感染症や潰瘍の原因になることもあります。