睡眠時間が少ない高齢者では認知機能の低下が早まる

(2014年7月) "SLEEP" 誌に掲載されたデューク大学シンガポール校の研究によると、睡眠時間が少ない高齢者では認知機能の低下が早まると考えられます。

研究の方法

中国人の高齢者66人のデータを調査しました。 データには、MRIで測定した脳のサイズ・2年おきに行なわれた認知機能テストの結果・睡眠時間に関するアンケートの結果が含まれていました。

結果

睡眠時間が短い人では、脳室拡大の進行と認知機能の衰えが速くなっていました。

解説

脳室拡大の進行速度は、認知機能の衰えやの神経変性疾患(アルツハイマー病など)の発症のマーカー(指標)として用いられますが、睡眠と脳室拡大の進行速度との関係を調べた研究は今回のものが初めてです。

他の研究では、認知機能的には1日あたり7時間の睡眠時間が理想的であるという結果になっています。