幼児の睡眠時間が短いと食事量が増えて太る

(2014年3月) 睡眠時間の短い幼児では肥満のリスクが増加することが知られていますが、"International Journal of Obesity" に掲載された英国の研究によると、その理由は、幼児の睡眠時間が少ないと食事量が増えるためかもしれません。

研究の方法

英国の 1,303の家族を対象に、子供が生後16ヶ月の時点の睡眠時間と生後21ヶ月の時点の食事を調査しました。

結果

生後16ヶ月の時点において、1日の睡眠時間が10時間未満の幼児では、13時間超の幼児に比べて、1日あたりの摂取カロリーが平均 105kcal 増えていました。 この年頃の幼児の摂取カロリーが 982kcal/1日なので、105kcal の増加というのは約10%の増加にあたります。

解説

体重に差が現れる前に睡眠時間の短さと摂取カロリーの増加の関係が見られたことから、睡眠不足によって食事量が増え、それによって太るという図式が示唆されます。 睡眠時間が短いと食事量が増える理由は不明ですが、睡眠不足によって食欲ホルモンが撹乱されるのではないかと推測されています。

過去の研究では、成人や、もっと大きい子供でも、睡眠と、食事量、体重のあいだに同様の関係があることが示されています。