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睡眠時間が短いと風邪をひきやすい

(2015年9月) "Sleep" 誌に掲載されたカリフォルニア大学サンフランシスコ校などの研究で、一晩の睡眠時間が6時間以下の人は睡眠時間が7時間超の人の4倍も風邪をひきやすいという結果になりました。出典: Short Sleepers Are Four Times More Likely to Catch a Cold

研究の方法

米国に住む男女164人の睡眠習慣・ストレスの程度・気質・飲酒習慣・喫煙習慣などを調べたのち、鼻から風邪のウイルスを投与し、1週間にわたり鼻粘膜のサンプルを毎日収集してウイルスが定着するかどうかを調べました。

結果
風邪のウイルスを投与する前の週における夜間の睡眠時間が7時間超だったグループに比べて、睡眠時間が6時間未満(*)だったグループは4.2倍、睡眠時間が5時間だったグループは4.5倍も風邪をひきやすくなっていました。
(*) 冒頭で「6時間以下」となっているのと食い違いますが、どちらも原文のとおりです。
解説
研究者は次のように述べています:
「風邪をひくリスク要因として睡眠時間は最大のものでした。 年齢・ストレス・人種・教育水準・年収・喫煙習慣などよりも風邪のひきやすさへの影響が大きかったのです。 睡眠不足は体感的にしんどいだけでなく実際の健康に悪影響を及ぼします」
睡眠は健康にとって大切で、睡眠が十分でないと慢性疾患になったり病気への抵抗力が失われたり早死にしたりします。 今回の研究者の過去の研究によると睡眠時間が短いと予防接種の効果が薄くなりますし、他の複数の研究でも睡眠がT細胞(免疫細胞の一種)の量を調節する要因の1つであることが確認されています。