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1~2時間のテレビ視聴でも子供の肥満リスクが増加

(2015年4月) "Obesity" 誌に掲載予定であるバージニア大学の研究によると、1日あたりのテレビ視聴時間が1~2時間だけという子供でも肥満のリスクが増加する可能性があります。出典: Even an Hour of TV a Day Ups Risk of Childhood Obesity, Study Finds

米国小児学会では子供の1日あたりのテレビ視聴時間を2時間以内に制限することを提唱しており、過去に行われた類似研究も1日あたりにテレビ視聴時間が2時間以上のケースを調査ターゲットとしたものが多かったのですが、今回の研究ではテレビ視聴時間がもっと短い場合の肥満リスクへの影響を調査しました。

研究の方法

全米の幼稚園児~小学1年生1万4千人超のデータを用いて、テレビ視聴時間と肥満リスクとの関係を調べました。

結果

平日のテレビ視聴時間が1時間未満のグループに比べて1~2時間のグループでは過体重(軽度の肥満)であるリスクが1.4倍に、そしてそれ以上の肥満であるリスクが1.5倍に増加していました。

さらに、当初は普通体重だった子供が太るリスクとテレビ視聴時間とのあいだにも関係が認められました。 普通体重だった子供のうちテレビ視聴時間が1時間/日を超えるグループでは(1時間/日未満のグループに比べて)、過体重になるリスクが1.39倍、肥満になるリスクが1.86倍だったのです。

また、両親の教育水準や世帯収入が低い家庭ほど子供のテレビ視聴時間が長い傾向にありました。 両親の教育水準や世帯収入を含む様々な要因を考慮しても、テレビ視聴時間と肥満リスクとの関係の統計学的な有意性は失われませんでした。

コメント
研究者は次のように述べています:
「1日あたりのテレビ視聴時間が1~2時間だけという子供でも、テレビ視聴時間が2時間/日を超える子供と同程度に肥満のリスクが増加していました。 今回の結果は『短時間であってもテレビ視聴は肥満のリスク要因である』という考えを裏付けるデータとなります。 今回の結果から、1日のテレビ視聴時間は1時間未満とするのが良いと思われます」
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