睡眠時間は短過ぎても長過ぎても心臓に良くない①

(2015年9月) "Arteriosclerosis, Thrombosis and Vascular Biology" 誌に掲載された韓国の研究によると、睡眠時間が短すぎても長すぎても心臓疾患のリスクが高くなるかもしれません。

研究の方法
4万7千人超の若年成人~中年を対象に①睡眠に関するアンケート、②冠動脈石灰化(*)の検査、③動脈スティフネスの測定を行いました。
(*) 石灰化とはカルシウム沈着のことで、冠動脈の石灰化が進んでいると心臓発作のリスクが増加します。
結果
睡眠時間と冠動脈石灰化の関係は次のようなものでした:
  • 睡眠時間が5時間以下のグループは睡眠時間が7時間のグループに比べて、冠動脈石灰化が50%ひどかった。
  • 睡眠時間が9時間以上のグループは睡眠時間が7時間のグループに比べて、冠動脈石灰化が70%ひどかった。
  • 睡眠の質が悪かったグループは良かったグループに比べて、冠動脈石灰化が20%超ひどかった。

動脈スティフネスについても睡眠時間とのあいだに同じような関係が見られました。 睡眠時間が7時間で睡眠の質も良いという場合に血管疾患の程度が最低となっていました。

留意点

今回の研究では睡眠時間の調査を(研究チームが測定するのではなく)アンケートにより行ったので、その点に関してはデータが不正確であるかもしれません。